今年はまだ初雪が降らないヘルシンキから、こんばんは。
12月に入りました。
諸々のデスクワークが大詰めを迎えており、ついつい夜が長くなってしまいます。
大小の翻訳案件数件を抱えているなか、一件は以前お引き受けしたことのあるテーマの発展形ということで、昨年の成果物が掲載されているページをご紹介いただきました(今年もこれと対応させてください、ということです)。
翻訳者であれば、広いネットの世界のどこかに自分の原稿が載っているのはまあ普通だとは思うのですが、おお・・・改めて見ると、正直なかなか深いところに届いている情報ではあります。
掲載先が申し上げられないのが残念ですが。
今も夜が深まってきてしまっていて、心身共に疲れていますが、この調子で進みたいと思わされたのでありました。
ちなみに、上の素敵な窓は、現在ハウスミュージアムとなっているフィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アールトの自邸で最近撮影したものです(残念ながら私の家ではなく・・・泣)。
仕事の関係で年間で最も頻繁に行くミュージアムの一つなのですが、こういう時間帯に来たのは初めて。当時の家というのはこんなに暗いものだったのかとはっとさせられ、谷崎潤一郎の「陰影礼賛」が頭をよぎりました。
陰影礼賛は昭和8年、この家は昭和11年に完成しているそう。
と、日フィンを私なりに繋いでみたところで、また。