10.20.2014

Keep Calm and Love Mushrooms...


先週後半、ちょっとしたアクシデントで仕事が滞ってしまい、長年お世話になっているクライアント様に迷惑をかける事態となってしまいました。
週末に入って巻き返しを図ろうとしたのですが、また別の理由で仕事がまったく捗らず、何だかイライラし通しの数日に・・・ 

そんな折、台所のテーブルの上にちょっと洒落たビジュアルの雑誌が載っているのを発見。
ガス会社から送られてきたKöökki(コーッキ)という雑誌でした。出張中にでも届いたのでしょうか(戻って来てもう1週間経つのに、気が付いていない・・・)。
めくってみると、心が洗われるような写真がたくさん。
そして、自然の恵みを生かすと銘打って、キノコやベリー、湖で獲れるお魚などのレシピがたくさん載っていました。とてもセンスのよい雑誌です。

そこで目に留まったのが、キノコのフォカッチャ。夜食用に作ってみることにしました。
レシピはこちらです。フィンランド語〉



キノコは、田舎の家の庭で霜が降りた枯葉の下に隠れていた、アンズタケ (Cantharellus cibarius) シロカノシタ (Hydnum repandum) が少しあったので、それを活用しました。
どちらも人気のある、美味しい森のキノコです。


アンズタケ
シロカノシタ

粉はレシピ通りのもの(スペルト小麦)が家になく、あるもので間に合わせましたが、大成功!
これで仕事の不全感が帳消しになるわけではないのですが、新しい週に向けて精神統一と気分転換にはなったかもしれません。

ところで、フィンランドでは調理台もオーブンも電気が主流で、料理にガスを使っている家庭はほんのわずかです。

当家は偶然、前の方が亡くなるまで住んだ後の古めのアパートを自分たちで直して住んできたので、ずっと料理にガスが使えています。

ですが、この素敵な雑誌を眺めていると、フィンランドでガスを使って料理するということは、もっとすごく特別でこだわりのあることかのように思えてきます。

まさにそこがこの会社のブランディングなのでしょうが、多少なりともあやかりたいものです。