9.08.2014

アップサイクル

昨年さるプロジェクトでご一緒したNさんがプライベートでフィンランドにいらしたため、ランチ&ヘルシンキ街歩きへ。ぶらぶら歩きのつもりがちょっとガイドノリになってしまったのですが、普段の仕事では少し歩きにくいエリアを、建築やショップを冷やかしながらのんびりご一緒させていただきました。

そして恐縮なことに、Nさんからいろいろなお土産をいただいてしまったのですが、そのうちの一つ、素敵な菓子折りを夕食後のお茶の時間に開いてみました。
すると何と!包装紙の裏に和封筒の展開図が印刷してあるではありませんか。


私はすっかり感動して、その場で包装紙を切り取って早速封筒を作ってしまいました。


写真では見にくいですが、包装紙の裏側には適度な「しぼ」が入っていて、味わいのある質感の封筒が2枚できました。

フィンランドでは、払い下げの材料などを活用したエコデザインが注目されています。でも、目指すところは単なるリサイクル(再利用)ではなく、もう一歩踏み込んで新たな付加価値を生み出していく「アップサイクル」の精神とのこと。

某有名和菓子メーカーさんのこの包装紙にも、同じようなセンスを感じました。
日本の包装は何でもとても立派ですが、資源を無駄にしないこのような工夫、売り手からの提案としてとても素敵だなと思いました。和菓子の方ももちろん美味しくて、体重管理がまた・・・(以下略)