ラベル フィンランド の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル フィンランド の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

7.12.2023

日本財団助成 NPO法人キーアセット「家庭養育推進自治体モデル事業(福岡市)における親子里親の開拓 フィンランド視察報告書」

昨年秋に実施された、日本財団助成 NPO法人キーアセット「家庭養育推進自治体モデル事業(福岡市)における親子里親の開拓」の フィンランド視察報告書において、当社をクレジットしていただきました。ぎっしりとつまったスケジュールで研修を受けられる中、通訳と追加で数件の訪問先のコーディネートを承りました。


有資格のコミュニティ通訳者として、社会福祉関連の通訳も業務の一部となって久しい中、フィンランドの制度を日本の関係者の皆様に整理してお伝えすることになり、より分かりやすく伝わる訳出について、改めて考え、学ぶ機会となりました。ご用命いただき、誠にありがとうございました。

日本財団助成 NPO法人キーアセット「家庭養育推進自治体モデル事業(福岡市)における親子里親の開拓 フィンランド視察報告書」


報告書(PDF版)はこちらからご覧いただけます




9.22.2022

ハーパーズ バザー「日本と何が違う? SDGs達成度1位のフィンランドでは当たり前の11のこと」

 こんにちは。

掲記の記事で、「ハーパーズ バザー」誌のインタビューをお受けしました。

近年巷で話題のSDGsとはいったい何なのかを出発点に、ヘルシンキやフィンランドの様子をお伝えしました。優秀なエディターKさんのお陰で、私のまとまらない話を素晴らしい記事にしていただきたいへん感謝しています。ご笑覧くださいませ。

「日本と何が違う? SDGs達成度1位のフィンランドでは当たり前の11のこと」

7.07.2021

【転載】「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」

こんにちは。突然ですが、この7月からフィンランドにて日本政府の委託による掲記の支援事業が始まっています。フィンランド在留邦人向けの情報になりますが、フィンランド日本人会からの情報を転載させていただきますので、お役立ていただけますと幸いです。

 ・・・・・

 平素よりお世話になっております。 今年もフィンランドの暑い夏がやって参りました。皆様無事に健康でお過ごしですか? この度、当フィンランド日本人会は、「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」に関する以下の2つの事業を外務省に申請し、承認がおりましたので、7月から実施することになりました。 


 日本及びフィンランド両国の新型コロナウイルス感染状況及びワクチン接種状況、各種規制情報、日本帰国時に実施される検疫措置・必要書類・事前準備などの情報を日々更新していきます。




毎月第1火曜日19時〜20時、第3土曜日10時〜11時、Zoomを使用して、在留邦人の皆様を新型コロナに関する公共サービス(PCR検査申し込み、ワクチン接種予約等)に個別に日本語で繋げる事業です。時間が限られております為、事前予約優先で順次ご案内いたします。ご予約フォーム、詳細は日本人会HPをご覧ください。


(転載終わり) 
・・・・・ 

 ■Zoomコロナホットラインの開催日時
※ホットラインは日本人会の会員・非会員を問わずご利用になれます 

                                            第1火曜日            第3土曜日 
                                            19:00~20:00     10:00~11:00
                            2021年
                                7月              6日                    17日
                                8月              3日                    21日
                                9月              7日                    18日
                                10月            5日                    16日
                                11月            2日                    20日
                                12月            7日                    18日

4.01.2019

10周年

ブログでは大変ご無沙汰してしまいました。
日本では新元号「令和」が発表された本日2019年4月1日、ロゴス・ヘルシンキは設立10周年を迎えました。
お陰様で有り余るご愛顧をいただき、反省や失敗もあるものの、常時(常時!)多忙のうちにここまで来ることができました。関係者各位に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

11年目最初の今日は、こんな場所でお仕事させていただいております。その名も「Black Box」。
さて...



引き続き、お役に立てることを願いつつ、淡々とお仕事と向き合う旅を続けていければと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。




12.03.2015

夜長



 

今年はまだ初雪が降らないヘルシンキから、こんばんは。
12月に入りました。
諸々のデスクワークが大詰めを迎えており、ついつい夜が長くなってしまいます。

大小の翻訳案件数件を抱えているなか、一件は以前お引き受けしたことのあるテーマの発展形ということで、昨年の成果物が掲載されているページをご紹介いただきました(今年もこれと対応させてください、ということです)。

翻訳者であれば、広いネットの世界のどこかに自分の原稿が載っているのはまあ普通だとは思うのですが、おお・・・改めて見ると、正直なかなか深いところに届いている情報ではあります。
掲載先が申し上げられないのが残念ですが。

今も夜が深まってきてしまっていて、心身共に疲れていますが、この調子で進みたいと思わされたのでありました。

ちなみに、上の素敵な窓は、現在ハウスミュージアムとなっているフィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アールトの自邸で最近撮影したものです(残念ながら私の家ではなく・・・泣)。
仕事の関係で年間で最も頻繁に行くミュージアムの一つなのですが、こういう時間帯に来たのは初めて。当時の家というのはこんなに暗いものだったのかとはっとさせられ、谷崎潤一郎の「陰影礼賛」が頭をよぎりました。

陰影礼賛は昭和8年、この家は昭和11年に完成しているそう。

と、日フィンを私なりに繋いでみたところで、また。


11.11.2015

近況


こんばんは。

今年も11月に入り、1年の終わりが見えてきました。
今年は前半は翻訳業務で徹夜が続き、夏から秋にかけてはやや予定調和的な仕事が多かった気もしますが、あまり体調が良くなかったのでそれはそれで有り難く、お休みも多少頂戴し、これから年末に向けては、少し内容の詰まった仕事が続きそうです。

現在はある学術調査のためのコーディネート業務(この口当たりよく中身の薄い言葉が以前からどうも好きではないのですが・・・要するにアポ取りですよね)、そして少しでも時間があれば、締め切りが徐々に見えてきた大口翻訳プロジェクトなどを中心に取り組んでおります。
また、詳細はまだよくわからないのですが新しいプロジェクトにもスカウト?され、行方を見守っているところです。



ヘルシンキも外は大分日が短くなってきました。ちなみに、今日11月11日のヘルシンキの日照時間は7時間51分とのこと。
日の出が午前8時8分、日の入りが15時59分です。
外が暗いと、休憩タイムのコーヒーカップにもつい明るい色を選びたくなります。
フィンランドに来たばかりの頃は派手な色の食器を使う感性が理解できませんでしたが、今はよく分かります。

ところで先日、お手伝いさせていただいたガイドブックをご紹介させていただきましたが、最近この本を持っている旅行者の方を時々街で見かけます。今度、名乗り出て写真でも撮らせていただこうかと思ったりしています・・・(笑)

自分が提供する情報はどこに行き、どんな影響を持つことになるのか。
インタビュー先から時々言われる言葉です。私自身はそんな情報の媒介役になっているだけに過ぎないのですが、やはり同じことは気にしています。情報の届く先を見据えてお仕事できればと思っています。

ということで、年末まで忙しくなりそう。体調を整えて臨みたいと思っております。

では、また!

9.19.2015

サイトリニューアル

こんばんは。

なかなか慌ただしい9月上旬でした。
そんな中、Instagramやブログをやっているのに何だか統一感がなく、自分の会社のウェブサイトともう少し連動できないかなという雑念(?)に駆られ、数年ぶりにウェブサイトのリニューアルをしてみました。というか、もうちょっと頻繁に手を入れるべきなのですが・・・




まだ英語のページが公開できていませんが、日本語ページはこんな感じでございます。数年更新しないうちにウェブページ作成ツールがすっかり進化していて悪戦苦闘。結構好評なインスタグラムのガジェットを最初のページに取り込めたのはちょっと嬉しいです。旬のヘルシンキをトップページでお楽しみいただけるのではないかと思います。

また、日本語サイトには「お客様の声」を載せてみました。本当は仕事はいつも完全にうまくいくわけではないですし、一方でご満足いただける仕事にするのは当然といえば当然ですので、ちょっと面はゆいところもあるのですが、中には長年あえて私を使い、育ててくださっているお客様もいらっしゃいます。そんな方々からよい評価をいただいた時には、メモでもとってちゃんと記録しておき、またよいお仕事をご提供できるよう、糧にしていきたいものだと思っています。

仕事の中身は大筋ではまったく変わっていませんので、ウェブサイトの内容そのものに特に大きな変更はありません。もちろん、細かくいえば一つ一つの仕事は全部違い、それぞれに対応やケアを考える必要があるでしょうし、開業してからもフィンランドの資格をいくつか取ったりしましたので、自分が仕事で目指したいところには変化が出てきているかもしれません。

自分にとって胸のときめく仕事とは?そんなことも思う今日この頃です。

9.06.2015

ブルーガイドわがまま歩き フィンランド

こんにちは。

先日から断続的にご紹介してきたご報告第3弾、今回も書籍のご紹介です。

「ブルーガイドわがまま歩き フィンランド」

日本を代表する王道系ガイドブックシリーズの一つ、実業之日本社さんの「ブルーガイド」。
その「わがまま歩き」シリーズで、今年ついにフィンランド単独のガイドブックが発売され、ご縁があって、取材コーディネート等を担当させていただきました。
すでに7月に発売になっています。



観光名所や歴史、北欧デザイン、アクセスのよい中心部のカフェやレストラン、オーロラ、シベリウス、ムーミン、人気のお土産、旅の準備まで、あらゆる方に手に取っていただける実用性の高い一冊になっています。

年間決して少なくない数のガイド・通訳業務を承り、お客様のニーズにお応えすべく日夜奮闘中の立場としては、一般のお客様から業界の方まで、自信を持ってお勧めできる本にしたいという思いで参加させていただきました。

実業之日本社さんによると売れ行きもまずまずのようで、ほっとしています。
フィンランドへの旅をご検討中の方はぜひどうぞ。冬のラップランド情報も充実していますよ。




8.11.2015

ヘルシンキ猫カフェ「Kissakahvila」

先月ヘルシンキ中心部にオープンしたばかりの猫カフェに来ました。
この日は昼間に若干の空き時間が出ることがわかっていたので、その時間を狙って予約。3週間くらい前の話です。ネット上では大分先まで予約が一杯ですが、店頭で席が空いていればその場でも入店できるようです。


猫がいて、店内では靴を脱ぐ以外は街のお洒落なカフェという感じ。カフェフードやコーヒーも美味しかったです。
猫は6匹、そのうち5匹が遊び盛りの子猫です(里親も同時受付中とのこと)。猫の数に対して席数はかなり多く、それでなくともヘルシンキで初めての猫カフェ空間ということで、はじめは何となくかしこまった雰囲気が流れていましたが、一通りお茶を飲み終わると徐々に猫と遊び始めるお客さんも。

私はこの時間を使ってノートパソコンを開いてメール書き、そしてWindows10のアップグレードのお知らせが出ているのをいいことに、猫カフェでOSをアップグレードするという暴挙に出てしまいました。何とか予定の時間内に終わってホッ!次回はもう少し猫と遊びたい(笑)

店を出る段になって、顔見知りの若い在留邦人の方が来店していらしていたことに気づきました。席が離れていたので気づかなかったのですが、予約なしで来られたそうで、ヘルシンキゆかりの日本人の間でもすでに注目が集まっているようです(笑)







8.09.2015

「アイロハシュ-太陽の息子」

こんにちは。
前回の書籍ご紹介に続く、ご報告第2弾です。

リレハンメル・オリンピックでのヨイク歌唱や北欧理事会文学賞の受賞などで知られるサーミ人芸術家、ニルス・アスラク・ヴァルケアパー(Nils-Aslak Valkeapää)の生涯を描いた舞台「アイロハシュ-太陽の息子」(作・演出:アリペッカ・ラハティ/Ari-Pekka Lahti、2014年にフィンランド国立劇場で初演)の日本公演にあたり、戯曲の翻訳を担当させていただきました。

公演は、東京のシアターX(カイ)にて、去る7月24日から26日にかけて行われました。
ということで、実はもう終わってしまっているのですが(泣)、今年上半期にお引き受けしたお仕事の中でも、とりわけ忘れがたいものの一つとなりました。
一人の芸術家が芸術家となるまでの苦難と葛藤、自分の出自への誇りと呪縛、成功ゆえの空虚と喪失、などを見事に描き切った脚本で、翻訳作業に携わった者の心の栄養ともなる作品でした。

作品のストーリーや込められたメッセージは自分にとってはとても理解しやすく、大きな共感があったのですが、訳の方は何度読み返しても、公演が終わった後でさえ、もっとよいものにできたのではという気分に強く駆られます。
ですが、たとえ翻訳に拙いところがあったとしても、オリジナルの脚本とお芝居がそれをものともしないほど優れたものなのは明らかでしたので、ある意味では安心していることもできました。もちろん作者のアリペッカ氏からもアドバイスをいただき、温かい励ましをいただいての作業でした。

公演が終わってしまってからの投稿になってしまい、本当に申し訳ないです。
作品との出会いに改めて感謝しつつ、公演を実際にご覧になった方々にも、訳者が戯曲を読んで感じたのと同じ感動が少しでも伝わったようでしたら嬉しく思います。

(下はスウェーデン国立劇場制作のトレーラー)

7.20.2015

「国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由」

大変ご無沙汰しております。
何か月も間が空いてしまいました。


相変わらずいろいろな方面でお仕事をさせていただいていますが、この夏はいくつか告知できるお仕事があります。

その第1弾。

国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由
(著:古市 憲寿、トゥーッカ・トイボネン、マガジンハウス刊)

近年大変注目を浴びておられる古市憲寿さん、ロンドン大学准教授のトゥーッカ・トイボネンさんという2人の社会学者、そしてフィンランド国内の研究者の寄稿によって生まれた社会文化論です。

その中で、掲載されているフィンランド人研究者の論文の翻訳をお手伝いさせていただきました。
プロジェクトとしてはトータルで数年はかかっているはずですので、形になってよかったなと思っています。





時間をかけてまとめられた労作にもかかわらず、装丁はあくまで北欧デザイン♪という感じで軽やか。
マガジンハウスさんならではでしょうか。

本の内容もなかなか評判がよいと聞き及んでいます。
この本を通じて、日本におけるフィンランドへの理解にさらなる奥行きが生まれることを願っています。


2.24.2015

ゆるめの週明け


新しい週が始まりましたが、今週も仕事のスタートは割とゆるやかで、さすがにだいぶ元気になってきました。

正直、これは今月の初め、どうしても時間的に締切に間に合わないということで、あるお仕事をお断りしたことから生まれた時間です。仕事を断るというのは、いろいろな意味で大変辛いことです。でも、今回に関しては生きた時間になっていると思います。

そんな折、今日はフランスのケーブルTVで、日本のクリエイターの方々が日本国内のお気に入りの場所を紹介する「toco toco」という番組が放映されていることを知りました。吹き替えではないので皆さんが日本語を話しているのが生で聴け、YouTube版は英語の字幕がついています(フランス語字幕版はこちら。有料)。個人的にちょっとツボなスポットも紹介されていて、とても楽しく観ました。この先の放送も楽しみです。






          
さて、フィンランドに戻りまして(笑)写真は先日たまたま出会ったアラビアのファクトリービジットプレートです。
今は、アラビアのファクトリーショップに行くとファクトリービジットマグカップが買えますが、かつては絵皿だったんですね。。。

デザインは、今やムーミンマグのイラストでおなじみのトーベ・スロッテ。

海外のネットショップで1970年代の製品などと書いてあるものがあったのですが、トーベ・スロッテさんは1957年生まれですので、さすがにそれはないと思います。アラビア創業の年(1873年)にちなんだものではあるようですが、もう少し詳しく調べる必要がありそう。

作品そのものはもちろん大事なのですが、こうしたことからも、フィンランドの歴史が学んでいけるのではと・・・


最近、アラビア(イッタラ)では装飾用の絵皿というものをほとんど見かけなくなりました。
ミレニウムの前後には、日本の親戚にアラビアのイヤープレートをお土産にした記憶があるのですが・・・次回、イッタラの方にお会いする機会があったら聞いてみたいと思います。

ちなみに絵皿の後ろにある丸っこいのはムーミンの貯金箱ですが(写真が欠けていてすみません)、これはその昔、取引銀行に子連れで行った時に、子どもをなだめるために銀行の方がくださったものです(笑)。少し前に一時期市販されていましたが、今はもうないかもしれません。

あまりに法外な大金を出さずとも、生活に密着した形でいろいろなデザインとの出会いがあるのは北欧ならではかもしれません。

では、また。



2.16.2015

新年の(遅すぎる)ご挨拶


前回の更新から、2か月半近いご無沙汰になってしまいました。
新年、明けましておめでとうございます(遅すぎ・・・)。

昨年の第四四半期は毎月1週間近い国内出張や、ちょっとスケジュールの厳しい日帰り出張があり、そもそも出張は8月、9月からあったので、体力的にも、ワークロードの上でも少々厳しい冬となりました。
年末年始は日本に帰省して、少しお出かけなどもしましたが、全体的には2年越しとなった合計数万ワードの超大口案件を中心に、急ぎの時事問題、年に一度の大きな展示会ブースでのお仕事、リサーチ業務、その他諸々に追われ、スケジューリングに思わぬ狂いも出て納期をずらしていただいたりなど、ちょっと個人的には頭を抱えるダメダメな新年のスタートとなってしまいました。

ブログが更新できなかったのも、まずお喋りの前に目の前の仕事をしないといけない状況だったというのが非常に大きいです。

ちなみに先週の取扱い言語は合計5か国語(英、フィン、リトアニア、スウェーデン、日)。
マルチリンガルを謳っているので理想形ではあるのかもしれませんが、それぞれのクオリティは実際どうなの?と内心は自分を追及中。もっとも、本当にやりがいのあるお仕事ばかりでした。成果物には責任を負いますが、その中でも自分に対して言いたいことはいろいろあるのです。

今週中旬まではまだ引き続き気が抜けないのですが、それ以降はフィンランドの小中学生の冬休みにかこつけて、少し仕事を整理して、若干ゆるめの予定を組んでおります。

忙しかったといっても、Instagramはちょこちょこ更新してました(でも、これ1枚1分くらいでできますのでご勘弁くださいね・・・)。ヘルシンキをはじめ国内の観光局のほか、世界中のハイセンスなアカウントから「いいね!」をいただいて、うれしく思っています。

今日はフィンランドの冬らしい画像で、Instagramに載せていないのを一つ。

もう2か月以上前のことですが、ラップランドである国際文化交流プログラムに同行させていただきました。

ラップランドにはサーミ人という、厳密にはノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアにまたがって分布する少数民族がいます。
フィンランドでは3タイプのサーミ人とサーミ語が存続しています。

個人的にとても感じ入るところがあったのは、話者数百人の消滅危機言語の保存に関する取り組みのお話。


フィンランドも、グロバリゼーションをますます邁進する今日この頃で、自分の仕事にもそれに伴う変化や影響は出ていると思います。それも重要なことだとは思っていますし、そこに乗っていくという仕事の仕方もしてはいるのですが、人里離れたラップランドで、ちょっと自分の原点…そもそも自分は何をしにヨーロッパに来たのか、忘れかけていたものが少し思い出されたような気もしました。

ということで、涼しい顔で仕事しつつ、こっそり自分探しもしながら(年いくつなんでしょうか)今年も走り続けたいと思っております。


どうぞよろしくお願いいたします。

10.23.2014

キノコ学習帳その2 近所のキノコ(食用中心)

10月も下旬にさしかかり、ヘルシンキは冬へとまっしぐらに向かっています。
この1か月ほどで、お天気はみるみるうちに変わってしまった感じです。
紅葉・黄葉が過ぎ、霜が降り、小雪が舞い、空は灰色・・・毎年のことではありますが、ちょっと憂鬱な季節ではあります。

これに伴い、周囲に失笑されながらキノコウォッチングに余暇を費やしたシーズンも、終わりに近づこうとしています。

そこで今のうちに、先日の自宅前の食用キノコに続き、近所で見かけた食用その他気になったキノコをまとめておきたいなと思います。

観察地は、地形的には自宅があるのと同じく、集合住宅がいくつか建つヘルシンキ郊外のなだらかな丘の上ですが、建物の敷地内ではなく、街や買い物からの行き帰りに通る公園わきの歩道や芝生、それに続く自宅建物裏の雑木林(散歩道あり)になります。

まずバス停を下りて、買い物帰りに歩く歩道(全長200mくらい?)から・・・
つい数年前までろくに舗装されておらず、天気の悪い日は靴がメチャメチャになる道でした。
道の途中や突き当りには保育園や公園などがあります。


9月下旬、芝生に生えていたササクレヒトヨタケ(Coprinus comatus)
フィンランド語でスオムムステシエニ (Suomumustesieni)
カサの部分が黒く液化して溶けてしまうというキノコですが、
芝生のあるところなら街中でも結構よく見かける、
美味で知られる種類です。

もっとも、キノコの中でも特に重金属を吸収しやすいので、
人や車がたくさん通る場所では採らない方よいとのこと。
(これは、街キノコには共通しているかもしれません・・・)

ここも、車こそ通らないものの、子どもからお年寄り、犬まで
結構行き来の多い歩道沿いの芝生です。
あまりにもあからさまなウォッチングはご近所の手前少々はずかしく、
撮影もちょっと遠目から控えめに・・・


同じ歩道をさらに進み、10月初旬にシラカバの木の下に見つけたスギタケ (Pholiota squarrosa)
フィンランド語でポルホスオムへロッカ (Pörhösuomuhelokka)
フィンランドでは毛糸などの染色に使うキノコの一つです。
昔のガイドブックの中には、若いものなら火を通した後食べてもよいと書いてあることがあるようですが、
現在はあまり推奨されていないようです。
(食用かどうかの分析も日々の研究らしく、キノコガイドブックは10年程度をめどに買い替えた方がよいと
どこかに書いてありました)

香りは結構強いですが、決して不快なにおいではありません。
柄は結構しっかりしていて、野趣あふれるキノコという感じ。
ただ、そうしたこともここでは人目があって確かめられず、後で別所で見つけた時に確認しました・・・




少し日をおいた雨上がり、同じ歩道の並びにある、
別の木の下に生えていたキノコ。
結構大きく成長していて、赤いカサに白いイボで有名な毒キノコに似ていたのですが、柄が太くがっしりしており、倒すと赤く変色したことから
同じ仲間のガンタケ (Amanita rubescens) では?と踏んでいます。
フィンランド語ではルソカルパスシエニ(Rusokärpässieni)
これも食用とする文献がある一方、最近では毒性も認められているようです。
いずれにしても、初心者がむやみに手を出すキノコではないとのこと。
ちなみに、このキノコにも通常イボがあるようですが
雨で容易に流れ落ちるのだそう。


 


************

ここで歩道を左に上ると自宅の敷地に入るのですが、もう少し先まで足を伸ばして、
住民の散歩道、建物裏の森の方まで行ってみたいと思います。

お天気はいま一つ・・・

裏の森には毒キノコがいっぱいありました(笑)が、そんな中でも輝きを放っていた
食用キノコを中心にご紹介します。

イロガワリキイロハツ (Russula claroflava) 
フィンランド語でケルタハペロ (Keltahapero)
生食も可能(ただし、黄色いハペロにも何種類かあります)。



次に、ナラタケ属で和名なし (Armillaria borealis)
フィンランド語でメシシエニ (Mesisieni)
切り株などに大量発生するキノコです。


食用にするのは若いもののカサの部分だけ、またよく湯通しする必要があるということですが、
美味とされています。
大量に生えるだけに、大きくなると凄味を増して近づきがたい感じになります(笑)
また、このように切り株に大量に生えるキノコは他にも多数あり、毒キノコも少なくないため
同定に注意が必要かもしれません。

・・・さて、遊歩道を少し深めに入った湿った雑木林の下に!

ちょっと目をひく白いキノコがありました。シロケシメジ (Tricholoma columbetta)?
フィンランド語でシルッキヴァルムスカ (Silkkivalmuska)
シルッキとは「シルク」のことです。ちょっときれいで抜いてしまうのが惜しく、
カサの裏側をきちんと撮らなかったので、今一つ自信がないのですが・・・
太くしっかりした柄、成長してやや茶色をおびたカサの中央部、紫がかったシミなどが
ガイドブックの説明と一致はします。


白いキノコには命に関わる猛毒のものもあるので、慎重に同定する必要があります。
初心者は、まず白いキノコは避けるようにとするガイドブックもあるほどです。
カサがもこもこと広がるように育つキノコも、他に何種類かあるので
ヒダの形状や柄の様子など、どんなにキノコに習熟していようとも
必ずガイドブックと逐一つき合わせる必要があります。
この森にも、明らかに毒キノコという白いキノコが他にありました。

************

他にもまだ2、3、食用ではないかと思われるキノコがあったのですが、写真の撮り方やキノコの状態などでどうしても種類の特定ができませんでした。
誤った情報を掲載するとよろしくないと思いますので、また来年に持ち越したいと思います。

また、観察を始めた時期が少し遅かったので、古くなってしまっていて撮影してもあまり美しくないものもいくつか。さらに、写真撮影のポイント(カサの表裏、柄の様子など)や周囲の環境(どんな植生の森か、何の木の下に生えているか)などのチェックもとても重要だということを学びました。。。

来年も豊作だとよいなと思います!

何だか小学生の調べ学習の真似事のようになってしまい、現在進めている仕事とはあまり関係ない話でしたがまた・・・

(といっても、そのうちお客様とももっと時間をかけてキノコ狩りをしたいという希望があるので、あながち仕事とまったく無関係ということはないのです・・・!)



10.20.2014

Keep Calm and Love Mushrooms...


先週後半、ちょっとしたアクシデントで仕事が滞ってしまい、長年お世話になっているクライアント様に迷惑をかける事態となってしまいました。
週末に入って巻き返しを図ろうとしたのですが、また別の理由で仕事がまったく捗らず、何だかイライラし通しの数日に・・・ 

そんな折、台所のテーブルの上にちょっと洒落たビジュアルの雑誌が載っているのを発見。
ガス会社から送られてきたKöökki(コーッキ)という雑誌でした。出張中にでも届いたのでしょうか(戻って来てもう1週間経つのに、気が付いていない・・・)。
めくってみると、心が洗われるような写真がたくさん。
そして、自然の恵みを生かすと銘打って、キノコやベリー、湖で獲れるお魚などのレシピがたくさん載っていました。とてもセンスのよい雑誌です。

そこで目に留まったのが、キノコのフォカッチャ。夜食用に作ってみることにしました。
レシピはこちらです。フィンランド語〉



キノコは、田舎の家の庭で霜が降りた枯葉の下に隠れていた、アンズタケ (Cantharellus cibarius) シロカノシタ (Hydnum repandum) が少しあったので、それを活用しました。
どちらも人気のある、美味しい森のキノコです。


アンズタケ
シロカノシタ

粉はレシピ通りのもの(スペルト小麦)が家になく、あるもので間に合わせましたが、大成功!
これで仕事の不全感が帳消しになるわけではないのですが、新しい週に向けて精神統一と気分転換にはなったかもしれません。

ところで、フィンランドでは調理台もオーブンも電気が主流で、料理にガスを使っている家庭はほんのわずかです。

当家は偶然、前の方が亡くなるまで住んだ後の古めのアパートを自分たちで直して住んできたので、ずっと料理にガスが使えています。

ですが、この素敵な雑誌を眺めていると、フィンランドでガスを使って料理するということは、もっとすごく特別でこだわりのあることかのように思えてきます。

まさにそこがこの会社のブランディングなのでしょうが、多少なりともあやかりたいものです。


10.13.2014

キノコ学習帳その1 家の前のキノコ(食用)


8月末から9月初旬にかけて、今年はポルチーニが大豊作らしいことを知りました。
時間の制約もあってなかなか本格的なキノコ狩りには行けないものの、この秋は近所でもキノコが多いのではないかと思い、まず足元から、自宅付近のキノコ環境に注目してみることにしました。

筆者が住んでいるのは、ヘルシンキ郊外のある住宅地ですが、もともとあった森を残した都市計画が行われており、住んでいるアパートの庭(私有地)も1ヘクタール近い雑木林のようになっています。

かつて新しく住宅を建てるために庭をつぶす計画があったそうですが、現在は市の文化財の一部として保護されており、そういったことはできなくなりました。

もっとも、庭では子どもがよく遊んでいて遊具などもあるし、車も入れ、そもそも自分も(また、おそらくこの建物に住んでいる他の人たちも)毎日慌ただしく行き来するだけで、何年も住んでいるのに植生などあまり気に留めたことはありませんでした。

しかし・・・よく観察してみると、一般に食用・美味とされる森の幸がかなり生えていることがわかりました。
さすがにこの環境で集めて食べる気にはならないのですが、冬に入っていくなかで、ちょっぴり怪しげな生命力を発揮しているキノコに、エネルギーをもらっている感じです。

近所の人や世間一般のフィンランド人に言わせると、キノコ自体はあまりにも当たり前にあり過ぎるものだそうで、私がどれだけ感動を伝えようとしても大半の人には呆れられているのが現状です(笑)。

ですが、日本にはフィンランドでキノコ狩りをしてみたいという方が山ほどおられることも筆者は知っています。まして、国立公園や人里離れた森ならともかく、ヘルシンキ中心部から10km圏内の集合住宅の庭としてはそれなりにユニークな環境なのでは?と思い、ブログに残してみることにした次第です。


■ まず、ヌメリイグチ (Suillus luteus)、フィンランド語でヴォイタッティ (Voitatti)
私的にはとても気分が上がるキノコの一つです。傘の裏側がスポンジのようになっています。



■ 続いて、いろいろな種類のベニタケ属 (Russula)、フィンランド語でハペロ (Hapero)
何種類も見つかりました。観察用に家に持ってあがっただけで食べてはいないのですが
3つ星のキノコも・・・小さいうちが可愛らしいです。




追記(2014年10月21日):この種類は数が多く、同定が難しいものがあります。


■ チチタケ属のアカハツモドキ (Lactarius deterrimus)
フィンランド語ではクーセンレッパルオスク (Kuusenleppärourku) 
青みがかっているのでちょっとドキッとするのですが、美味種です。
傘の裏側や、割った時の独特のオレンジ色の入り具合で見分けがつきます。

 




■ カバイロツルタケ(Amanita fulva)、フィンランド語でルオステカルパスシエニ(Ruostekärpässieni)家の入口の前にある、松の木の下に生えていました。
一応食べられますが、仲間に毒キノコが多い種類のため、近年では敬遠されているとのこと。
私も食指は動かないなあ・・・ 



庭にはもちろん毒キノコもありましたが、ここでは食用キノコがかなり優勢だったことを強調したいと思います。
また時間があったら紹介します。今週もよい一週間を。



9.30.2014

お役所からの通知


郵便は昼ごろ来ます。

 

今日もお役所から郵便が来ました。
あーあ、また税金を払い忘れているとか、何か憂鬱な通知かなあなどと思っていたら、税務署からではありませんでした。

レターを開くと・・・「忘れ物のノートの返却」という表題になっています。

出状主は、先週通訳業務に行かせていただいた先でお目にかかった、フィンランドのある官庁・ある部門の長を務める方でした。
私がメモ用のノートをオフィスに忘れてしまったため、わざわざ送ってくださったのでした。
ちゃんと自署までいただいています。

あまりにも、親切過ぎる!
しかしよく考えると、情報管理という点で、この方は当然ともいえる対応を取ってくださったといえます。

ノートに残っていたのは今回通訳分の数ページだけだったとはいえ、このような方の手を煩わせるとは、たいへん恥ずかしいです。
しかし、ブログに書かずにいられませんでした。
「神は細部に宿る」とは、まさにこういうことではないかと・・・

せめて少しでも社会の役に立つよう、今日も仕事がんばります・・・





9.05.2014

「ホテル・マンタ(Hotel Manta)」




仕事の帰り、この秋話題のアートプロジェクトに立ち寄ってきました。
日本人アーチスト、西野達氏による「ホテル・マンタ(Hotel Manta)」
ヘルシンキ南港に向かって立つバルト海の乙女&ヘルシンキのアイドル、ハヴィス・アマンダ(Havis Amanda)像の周囲に構築されたホテル空間で、実際に宿泊もできるそうです。

像は19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した「フィンランド黄金時代」を代表する彫刻家の一人、ヴィッレ・ヴァルグレン(Ville Vallgren)の作品。
流麗な曲線美で知られ、フィンランドのアールヌーヴォーの第一人者の一人として知られていますが、20世紀初頭のヘルシンキでは、街の中心部にこのような裸体の乙女像を設置することが大きなスキャンダルとなったといいます。今は昔ですね・・・

ホテル・マンタは10月12日まで絶賛営業中です。
では、よい週末を。

8.21.2014

トゥルク


今月は、1か月の4分の1以上をフィンランド西部のトゥルク周辺で過ごすこととなりました。長期滞在となったため、夕方は自転車を借りて街を散策。フィンランドで最も歴史のある地域だけあって、街の中心部から少し離れても、歴史的価値の高い木造の住宅がずっと続きます。とても素敵な街だと改めて感じています。

フィンランド最古の街トゥルクには、フィンランドとしては古い建物が多く残っています(19世紀に大火に遭って多くが消失しているというのですが、それ以降の建物はやはり色々残っていると感じます)。
中心部の繁華街では、昔の銀行、薬局、果ては公衆トイレなどがバーに改修されており、人気を博しています。

下の写真は元銀行の「The Old Bank」Instagramに写真を掲載したところ、トゥルク市のアカウントからもいいね!をいただきました♪ 

Instagramには、他にもいろいろ写真を載せましたのでお時間がありましたらぜひご覧ください。
基本的にリアルタイムでアップしていますので、更新はブログより早いです・・・

さて、そんなトゥルク滞在も明日で一段落。
といっても、実は来月も来る予定なのですが・・・

ヘルシンキに戻った後、週明けにはタンペレ近郊で通訳業務。その後はヘルシンキ周辺で通訳業務です。

今年は8月後半から9月初旬にかけて通訳のお問い合わせをいくつも集中して頂戴し、そのほとんどをお断りせざるを得ない事態となりました。翻訳も小口案件のみ承っています。何と残念なことでしょう。
でも、身体は一つしかありません。
関係各位にはこの場をお借りしてお詫びするとともに、最初に承ったお仕事はがんばって完徹したいと思っています。

10月は中央フィンランドのユヴァスキュラに数日出張することが決まっています。
秋は国内の旅に明け暮れそうです。