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11.11.2015

近況


こんばんは。

今年も11月に入り、1年の終わりが見えてきました。
今年は前半は翻訳業務で徹夜が続き、夏から秋にかけてはやや予定調和的な仕事が多かった気もしますが、あまり体調が良くなかったのでそれはそれで有り難く、お休みも多少頂戴し、これから年末に向けては、少し内容の詰まった仕事が続きそうです。

現在はある学術調査のためのコーディネート業務(この口当たりよく中身の薄い言葉が以前からどうも好きではないのですが・・・要するにアポ取りですよね)、そして少しでも時間があれば、締め切りが徐々に見えてきた大口翻訳プロジェクトなどを中心に取り組んでおります。
また、詳細はまだよくわからないのですが新しいプロジェクトにもスカウト?され、行方を見守っているところです。



ヘルシンキも外は大分日が短くなってきました。ちなみに、今日11月11日のヘルシンキの日照時間は7時間51分とのこと。
日の出が午前8時8分、日の入りが15時59分です。
外が暗いと、休憩タイムのコーヒーカップにもつい明るい色を選びたくなります。
フィンランドに来たばかりの頃は派手な色の食器を使う感性が理解できませんでしたが、今はよく分かります。

ところで先日、お手伝いさせていただいたガイドブックをご紹介させていただきましたが、最近この本を持っている旅行者の方を時々街で見かけます。今度、名乗り出て写真でも撮らせていただこうかと思ったりしています・・・(笑)

自分が提供する情報はどこに行き、どんな影響を持つことになるのか。
インタビュー先から時々言われる言葉です。私自身はそんな情報の媒介役になっているだけに過ぎないのですが、やはり同じことは気にしています。情報の届く先を見据えてお仕事できればと思っています。

ということで、年末まで忙しくなりそう。体調を整えて臨みたいと思っております。

では、また!

9.26.2015

テロ・サーリネン・カンパニー「Morphed」

こんにちは。

今日はある研修に参加する予定だったのですが、今月上旬から引きずっている、長引く風邪にてついにダウン。楽しみにしていただけに大変残念ですし、研修の参加費用も払わないといけません。
ですが、来る第4四半期を乗り切るためにも、ここは休むべきときなのかもしれません。

さて最近のお仕事として、さる6月に彩の国さいたま芸術劇場で開催された、フィンランドを代表するダンスカンパニーであるテロ・サーリネン・カンパニーの「Morphed」日本公演に関する日本語関連のアフターケアを、ヘルシンキにて少しだけですがお手伝いさせていただきました。





音楽は、世界のクラシック音楽界のスーパースターの一人ともいえるフィンランドの作曲家・指揮者、エサ=ペッカ・サロネン。輝きある、ダイナミックでスケールの大きな音響が私も好きです。ホルンを専攻していたというバックグラウンドに、なるほどと思わされます。

芸術の秋、心も身体もリフレッシュさせたいものです。



9.19.2015

サイトリニューアル

こんばんは。

なかなか慌ただしい9月上旬でした。
そんな中、Instagramやブログをやっているのに何だか統一感がなく、自分の会社のウェブサイトともう少し連動できないかなという雑念(?)に駆られ、数年ぶりにウェブサイトのリニューアルをしてみました。というか、もうちょっと頻繁に手を入れるべきなのですが・・・




まだ英語のページが公開できていませんが、日本語ページはこんな感じでございます。数年更新しないうちにウェブページ作成ツールがすっかり進化していて悪戦苦闘。結構好評なインスタグラムのガジェットを最初のページに取り込めたのはちょっと嬉しいです。旬のヘルシンキをトップページでお楽しみいただけるのではないかと思います。

また、日本語サイトには「お客様の声」を載せてみました。本当は仕事はいつも完全にうまくいくわけではないですし、一方でご満足いただける仕事にするのは当然といえば当然ですので、ちょっと面はゆいところもあるのですが、中には長年あえて私を使い、育ててくださっているお客様もいらっしゃいます。そんな方々からよい評価をいただいた時には、メモでもとってちゃんと記録しておき、またよいお仕事をご提供できるよう、糧にしていきたいものだと思っています。

仕事の中身は大筋ではまったく変わっていませんので、ウェブサイトの内容そのものに特に大きな変更はありません。もちろん、細かくいえば一つ一つの仕事は全部違い、それぞれに対応やケアを考える必要があるでしょうし、開業してからもフィンランドの資格をいくつか取ったりしましたので、自分が仕事で目指したいところには変化が出てきているかもしれません。

自分にとって胸のときめく仕事とは?そんなことも思う今日この頃です。

8.09.2015

「アイロハシュ-太陽の息子」

こんにちは。
前回の書籍ご紹介に続く、ご報告第2弾です。

リレハンメル・オリンピックでのヨイク歌唱や北欧理事会文学賞の受賞などで知られるサーミ人芸術家、ニルス・アスラク・ヴァルケアパー(Nils-Aslak Valkeapää)の生涯を描いた舞台「アイロハシュ-太陽の息子」(作・演出:アリペッカ・ラハティ/Ari-Pekka Lahti、2014年にフィンランド国立劇場で初演)の日本公演にあたり、戯曲の翻訳を担当させていただきました。

公演は、東京のシアターX(カイ)にて、去る7月24日から26日にかけて行われました。
ということで、実はもう終わってしまっているのですが(泣)、今年上半期にお引き受けしたお仕事の中でも、とりわけ忘れがたいものの一つとなりました。
一人の芸術家が芸術家となるまでの苦難と葛藤、自分の出自への誇りと呪縛、成功ゆえの空虚と喪失、などを見事に描き切った脚本で、翻訳作業に携わった者の心の栄養ともなる作品でした。

作品のストーリーや込められたメッセージは自分にとってはとても理解しやすく、大きな共感があったのですが、訳の方は何度読み返しても、公演が終わった後でさえ、もっとよいものにできたのではという気分に強く駆られます。
ですが、たとえ翻訳に拙いところがあったとしても、オリジナルの脚本とお芝居がそれをものともしないほど優れたものなのは明らかでしたので、ある意味では安心していることもできました。もちろん作者のアリペッカ氏からもアドバイスをいただき、温かい励ましをいただいての作業でした。

公演が終わってしまってからの投稿になってしまい、本当に申し訳ないです。
作品との出会いに改めて感謝しつつ、公演を実際にご覧になった方々にも、訳者が戯曲を読んで感じたのと同じ感動が少しでも伝わったようでしたら嬉しく思います。

(下はスウェーデン国立劇場制作のトレーラー)