9.30.2014

お役所からの通知


郵便は昼ごろ来ます。

 

今日もお役所から郵便が来ました。
あーあ、また税金を払い忘れているとか、何か憂鬱な通知かなあなどと思っていたら、税務署からではありませんでした。

レターを開くと・・・「忘れ物のノートの返却」という表題になっています。

出状主は、先週通訳業務に行かせていただいた先でお目にかかった、フィンランドのある官庁・ある部門の長を務める方でした。
私がメモ用のノートをオフィスに忘れてしまったため、わざわざ送ってくださったのでした。
ちゃんと自署までいただいています。

あまりにも、親切過ぎる!
しかしよく考えると、情報管理という点で、この方は当然ともいえる対応を取ってくださったといえます。

ノートに残っていたのは今回通訳分の数ページだけだったとはいえ、このような方の手を煩わせるとは、たいへん恥ずかしいです。
しかし、ブログに書かずにいられませんでした。
「神は細部に宿る」とは、まさにこういうことではないかと・・・

せめて少しでも社会の役に立つよう、今日も仕事がんばります・・・





9.10.2014

ある夜、徒然に。。

ある長期の翻訳プロジェクトに参加させていただいて、ほぼ1年になります。
翻訳はあまり夜遅くまで作業をしていると明らかに効率が落ちるので、極力早い時間帯に取り組むよう努めているのですが・・・締め切りが押しているわけでもないのに、何となく夜が更けてしまいました(苦笑)

そして、今日のテキストはちょっと悲しいテーマ。今夜はこれ以上引き延ばしても煮詰まるだけという気がします。明日の朝にまた仕切り直したいと思います・・・

こちらはここ数日、さわやかな秋の始まりといった感じですが、7月後半から8月にかけて寝苦しいほど暑い時期があったせいなのか、キノコなど森の幸の収穫が半端ないようです。
筆者の自宅周辺にはななかまどの木が結構たくさんあるのですが、こちらの実も今年は大粒でたわわに実っているという感じ。


今日昼ごろ撮ったものですが、熱帯雨林みたいな写真になりました。

9.08.2014

アップサイクル

昨年さるプロジェクトでご一緒したNさんがプライベートでフィンランドにいらしたため、ランチ&ヘルシンキ街歩きへ。ぶらぶら歩きのつもりがちょっとガイドノリになってしまったのですが、普段の仕事では少し歩きにくいエリアを、建築やショップを冷やかしながらのんびりご一緒させていただきました。

そして恐縮なことに、Nさんからいろいろなお土産をいただいてしまったのですが、そのうちの一つ、素敵な菓子折りを夕食後のお茶の時間に開いてみました。
すると何と!包装紙の裏に和封筒の展開図が印刷してあるではありませんか。


私はすっかり感動して、その場で包装紙を切り取って早速封筒を作ってしまいました。


写真では見にくいですが、包装紙の裏側には適度な「しぼ」が入っていて、味わいのある質感の封筒が2枚できました。

フィンランドでは、払い下げの材料などを活用したエコデザインが注目されています。でも、目指すところは単なるリサイクル(再利用)ではなく、もう一歩踏み込んで新たな付加価値を生み出していく「アップサイクル」の精神とのこと。

某有名和菓子メーカーさんのこの包装紙にも、同じようなセンスを感じました。
日本の包装は何でもとても立派ですが、資源を無駄にしないこのような工夫、売り手からの提案としてとても素敵だなと思いました。和菓子の方ももちろん美味しくて、体重管理がまた・・・(以下略)




9.05.2014

「ホテル・マンタ(Hotel Manta)」




仕事の帰り、この秋話題のアートプロジェクトに立ち寄ってきました。
日本人アーチスト、西野達氏による「ホテル・マンタ(Hotel Manta)」
ヘルシンキ南港に向かって立つバルト海の乙女&ヘルシンキのアイドル、ハヴィス・アマンダ(Havis Amanda)像の周囲に構築されたホテル空間で、実際に宿泊もできるそうです。

像は19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した「フィンランド黄金時代」を代表する彫刻家の一人、ヴィッレ・ヴァルグレン(Ville Vallgren)の作品。
流麗な曲線美で知られ、フィンランドのアールヌーヴォーの第一人者の一人として知られていますが、20世紀初頭のヘルシンキでは、街の中心部にこのような裸体の乙女像を設置することが大きなスキャンダルとなったといいます。今は昔ですね・・・

ホテル・マンタは10月12日まで絶賛営業中です。
では、よい週末を。